祝日と祭日の違いは? 知っていると役立つ言葉の雑学
2016.01.15 おもしろ受験生活受験生に祝日も祭日も関係無い!?
年が明けて、2016年が始まりました! 今年から「国民の祝日」として新たに「山の日」(8月11日)が加わり、年間の祝日数が16日に増えました。
「受験生には祝日も祭日も関係ないよ!」という方もいると思いますが、まぁちょっと待ってください。「祝日」「祭日」と言いますが、この2つの違いって知ってますか?
意外と知らない「祝日」と「祭日」の違い
「どっちも一緒でしょ~」と、あまり深く考えたことはないかと思いますが、「祝日」と「祭日」は全く違うものなのです。
「祝日」は、歴史的な出来事や人物などを記念して制定された記念日で『国民の祝日に関する法律』で定められた休日です。一方「祭日」は、宗教儀礼上重要な祭祀を行う日のこと。
日本の休日は、昭和23年に施行された『国民の祝日に関する法律』によって定められました。その際に、憲法記念日やこどもの日などが新たに祝日に制定され、かつて祭日と呼ばれていた日のいくつかは名前を変えて祝日となりました。
ですから、今現在ある日本の休日はすべて祝日なのです。
じゃあ、祭日って何かというと、宗教的な儀式を行う日のことで、必ず休日というわけではないのです。
そういえば、昨年(2015年)のクリスマスって平日でしたよね? それはクリスマスがキリスト教のお祝いの儀式の日「祭日」だからです。ハロウィンや仏教の花祭りも、近所の神社のお祭りも祭日なのです。
知っていると受験に役立つ(かも?)ちょっとした雑学
残念ながら「祝日」と「祭日」の違いが受験に出ることは多分ありませんが、なぜ昭和23年に『国民の祝日に関する法律』によって祝日が定められ、祭日が休日ではなくなったのか?
昔の祭日とはどんなものだったのか?
調べてみると、日本の近代史の勉強になりますよ。
世の中に無駄な知識はありません!
受験勉強の合間に、ちょっと頭をリフレッシュ。ちょっとした疑問は、調べてみてはいかがでしょう?