ママたちの70%が知らない「プログラミング」
2016.12.30 子供の未来
2020年から小学校で「プログラミング教育の必修化」が検討されることになりました。でも、保護者のほとんどが「プログラミング」には馴染みがないようです。
「プログラミング」とは?
人がコンピューターに対して、こうあって欲しいと思うことを、人が意図したように処理する指示を与えることです。
例えば、家計簿を作りたいとします。そのためには、家計簿を作るために、コンピューターにさせたいことを順番に書き出し、コンピューターのTODOリスト(やるべきリスト)を作ります。コンピューターに指示するためには、コンピューターとの共通言語を使います。それがプログラミング用語です。
誰でも簡単に使いやすい家計簿を作るために、順番に問題を解決しながら、処理する指示をコンピューターに読み込ませる行為がプログラミングなのです。
必修化される理由とは?
人が行うより数百倍速く確実に目的を果たせるコンピューターは、どんな世界にもなくてはならないものです。様々な場面でコンピューターが活用されていること、問題を解決するには、手順があること。そういった「プログラミング的思考」を幼い頃から身に着けることは、次世代の子どもたちの将来には不可欠です。そしてその力はどんな世界で仕事をするとしても、求められる能力となるのです。
なぜ今なのか?
近い将来、人工知能やインターネットが大きく社会を変えていくと思われます。人間の豊かな感性を働かせながら、新しい価値を生み出し、さらに豊かな社会を作っていかねばなりません。しかし、日本に限らず世界的に見ても、ITに関わる人材が不足しているという現状があるのです。将来的にもさらにITビジネスが拡大されるだろうと予想される中、人材が追い付かないという背景があります。
今の子どもたちは、便利な機械、つまりコンピューターが「魔法の箱」だという認識に終わらず、プログラミングを通じて人間の意図した処理を行わせることができるものであること、そしてそれは人間の知恵や経験が生み出していくものだということを理解して、新しい時代を作っていかなければならないのです。