うすい学園柴崎龍吾代表インタビュー Vol 3
2017.07.30 勉強のコツ日本の教育業界を牽引し続け、生徒数6,000人を超えるという「うすい学園」。同校の柴崎代表は、素晴らしい経営手腕を持つものの、経営者としてマスコミに登場することはめったにありません。今回は、知られざる「柴崎流経営哲学」についてお話を伺います。
(インタビューは元月刊パリッシュ編集長 土屋)
――優秀な講師を集め育てる秘訣とは?
柴崎 自分の教育に対する想いを共有できる先生たちがいないと、ひとりで頑張ってもどうにもなりませんからね。全国どこへでも探しに行きます。それが私の大きな仕事であり、一番苦労した点かもしれませんね。
でも最近はお蔭様で、「うすい学園」の文化を共有できる優秀な先生が自然と集まってくださるようになりました。
週に1回必ずやっているのは、150名の先生を集めて話をすることです。時代をどう捉えるか?生徒とどう向き合うのか?仕事とは何か?同じことを繰返し伝えることが大事だと思っています。
――具体的に、講師たちに想いを伝える方法を教えてください。
柴崎 年に1回、講師、スタッフ全員で合宿をしているんですよ。その場所は私が毎回選びますが、日本で最高のホテルやレストランなどを使います。なぜなら、先生たちにも体験して感じて欲しいものが、最高のホテルやレストランにはあるのです。一流とは何か?そこまでサービスするのか?おもてなしとはどういうことなのか?生徒を教えることも同じです。私がどんなに口で言っても伝わらないことはたくさんあります。だから一緒に行って、体験して楽しみ、学んでくるのです。
――学習塾の使命・役割とは?
柴崎 当たり前のことですが、学校より1歩先にいることです。時代の変化に対応しながら子どもにとって大事なことを常に意識して探しています。学習塾だから学校の勉強をサポートして教えればいいなんてことは全く考えてませんね。
地域に密着した学習塾ですが、つねに日本・世界の教育を見据えながら人育てと地域教育レベルの向上に努めています。高崎にいながらにして、世界に通用する教育を目指しているのです。