塾のもう一つの役割
2018.01.12 子供の未来
中学2年生の息子を持つ母親です。最近「塾をやめたい」と言い始めました。理由を聞くと友達から塾に行っていることをからかわれたようなのです。本人は、塾に行かなくても独学で頑張ると言っていますが、どうしたらよいでしょうか?
■うすい学園柴崎代表からのアドバイス
塾というのは、勉強ができるようになりたいとか、入試に合格するテクニックを知りたい、そういう目的で入るのですが、最近は少し変わってきています。
もちろんそれが一つの目的ではあるのですが、最近の子供達の環境を考えると、携帯やゲームのようなものが周りにあふれ、未来に向かうためのベクトルを維持するのが大変な状況にあります。
学校の友達とは、ゲームやテレビや携帯の話などでコミュニケーション取っていることもあり、切っても切れない状況なので、自分の意思とは反しても流されてしまうことが多いのではないでしょうか。それは本人もわかっているはずです。未来の事より、今の消費に振り回されてしまうから。
だからみんなが勉強する塾に来ているという子供たちが増えています。
塾はやめない方が良いと思います。
学校と変わらない環境の塾もありますが、うすいではゲームや携帯などは全部とりあげて電源を切らせます。そういう環境にお子さんを置いてほしいです。「僕は○○大学へ行きたい」という話をおおっぴらに友達と話せます。そういう未来に向かえる場所をつくってあげるのも、塾のもう一つの役割だと思っています。