国語のテストで気持ちを問う問題がありますが、これって正解なんてあるのですか?
2018.05.09 勉強のコツ
国語のテストに「この時の主人公の気持ちを100文字以内で答えなさい」という問題があります。他人の気持ち、まして小説に出てくる架空の人物の気持ちなんてわかりません。とりあえず適当な答えを書くと、たいてい丸がついてきます。
でも「正解してよかった」というより「こんな答えでどうしてよかったのだろう」と妙な疑問が浮かびます。こんな気持ちのままでよいのでしょうか?
■うすい学園 柴崎代表からのアドバイス
そういえば私も同じことを考えたことがあります。
大学入試の時に、ある事に気が付いたのです。「この主人公は誰が作ったのか?」「何のために作ったのか?」
作者は何かの意味があって作ったのですから、それを読むことが読解力なのだと。
例えば「何のためにこの人はいるのか」「この人はなんで泣くんだろう」「作者はなんで泣かせたのだろう」と考えると、読解の問題がスムーズに解ける。映画でも芝居でも、「この主人公は何のためにいるのだろうか」「なんでこんな時に負けちゃうのだろう」とか、いろいろ考えると面白くなります。本当の読解力というか、ひとつ上の見方ですよね。
今は問題が難なく解けているのでしょうが、そのうちに正解と合わなくなってくると思います。
その時に、今のように考えると「なんだそういうことだったのかと」と気づくことがあると思います。点数もぐんと伸びます。
なかなかこのことに気づかないのですが、身についてくると、結構役に立つ読み方ですので、ぜひ実践してみてください。