“お年玉”の意味、知っていますか?
2016.12.21 子供の未来
お正月の「お年玉」。子どもたちにとっては待ち遠しい風習ですが、大人たちにとっては経済的にちょっぴり厳しい風習と言えそうです。今は、お金をやり取りする形だけが残っていますが、お年玉の本当の意味は別のところにあったのです。
お年玉の由来
そもそもお年玉はお金では無く、御餅だったというのをご存じでしたか?
お正月に鏡餅を飾りますね。鏡餅には神様の魂が宿ると言われています。「お年玉」には、この魂が宿るお餅の玉を分けていただき、力をもらうという意味があったようです。お正月にお餅を食べるのも、そういう意味があると思うと、納得しますね。
お年玉がお餅や物ではなく、お金になったのは、昭和30年代の初めころから。日本が高度成長期に入り、雇用主から使用人へ、家長から家族へなど、目上の人が目下の人にお金を渡す風習ができたのです。子どもから親へ、など目上の人に渡す場合は「お年玉」ではなく、「お年賀」というのが一般的です。
お金の入れ方
「お年玉」のお金はむき出しで渡すのはタブーです。ポチ袋か、それがない場合は紙に包みましょう。紙を開いた時に紙幣の表(肖像がある方が表)が見えるように、表を内側にして、左をまず折って次に右の順番で3つ折りにします。そして逆さにならないように入れてください。
お年玉の意味や渡すときの心遣いがあると、もらう方も渡す方もお互いに気持ちのよいお正月になりますね。
うすい学園の理念は「生徒の可能性を最大限に広げること」